
子どもは、よく鼻血を出します。あまり頻繁に鼻血を繰り返すと、何か重症な病気なのではないか?と不安になる方もいると思います。
そこで、子どもの鼻血の原因と対処法をまとめてみました。
子どもが頻繁に鼻血を出す原因は、鼻の粘膜が大人より弱いからです。鼻の粘膜が弱いので、遊びや運動で興奮して血液が多く流れたり、鼻をいじったり、ひっかいたりするとすぐに鼻血が出るのです。
鼻血が出ると、ティッシュを鼻につめたり、上を向かせて首をトントンしたり、する光景を自分が子どもの頃はよく見ましたが・・・
実は間違いだったんです!
詳しくまとめてみましたので、参考にしてください。
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目次
第一章 鼻血の原因
第二章 鼻血の対処法
第三章 してはいけない鼻血の止血法
第四章 まとめ
第一章 鼻血の原因
鼻血は、鼻の中の血管が密集している粘膜から出血することをいいます。風邪やアレルギーがあると鼻の粘膜が弱くなり、ちょっとした刺激で出血します。
子どもは、無意識に鼻の穴を触りますよね!
【子どもが鼻血を頻繁に出す原因】
- 鼻の粘膜が大人に比べ弱いこと
- 鼻の粘膜が弱い為、遊びや運動で興奮して血液が多く流れると鼻血を出す
- 鼻をいじったり、ひっかいたりすると出る
- 風邪やアレルギーで鼻の粘膜が弱い
鼻には、キーゼルバッハ部位といって、細い血管が集まっている部分があります。ここは、粘膜が薄く出血しやすいのです。
一度鼻血が出ると、破れた血管がもとに戻るまで数日かかります。
第二章 鼻血の対処法
では、鼻血が出てしまったらどう対処するのが良いのでしょう!鼻血が出たら、早く止めようと焦りますよね!焦っても止まりません。
簡単に誰でもできる対処法を教えます。
- 背もたれのある椅子に座らせ座位をとる(壁に寄り掛かったり)
- ティッシュで鼻血が落ちないようにする
- 外から触り、骨のない部分を親指と人差し指でつまんで圧迫する(約3~5分くらいつまんでいれば止まる)
- 冷たいタオルで冷やす
(額から鼻にかけての部分や首筋に冷たいタオルをあてて冷やす)
【鼻血を出さない予防法】
①鼻の粘膜を傷つけない
②たんぱく質やビタミンを十分とる
【喉や鼻の粘膜を強くする為に必要な栄養素】
ビタミンA
ビタミンAが不足すると乾燥して傷つきやすくなるので、鼻血が出やすくなるのです。レバー・うなぎ・ほうれん草・人参・たまごなど・・・
他にも皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる働きをするビタミンCも摂ると良い。野菜ジュースで補ったり、サプリメントを利用するのも良いでしょう!
第三章 してはいけない鼻血の止血法
①鼻にティッシュを詰める
鼻にティッシュを詰めると抜く時に再び粘膜を傷つけてしまう。折角止まったのに、また出血してしまう可能性もあります。
②上を向いて首の後ろをトントンする
ほとんど効果がありません。むしろ出血を長引かせてしまう。上を向くことで、鼻血が喉に入り吐き気の原因となる。
③寝かせる。仰向けになる
鼻血が喉を通って、気管に入ってしまう可能性がある。
自分でも、これらの事は、鼻血が出た時にしていたと思います。でも、調べてみると効果がないことがわかりました。
こんな時は、すぐに病院へ行きましょう!
- いつまでもダラダラと鼻血が出て、なかなか止まらない(30分以上)
- 大量に出血する。
※血液の病気の可能性があります。
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第四章 まとめ
正しい対処法、わかりましたか?
①座位をとる
②鼻血が落ちないようにティッシュでおさえる
③つまんで圧迫する
④冷やす
これらのことをすれば、鼻血は止まります。これでも止まらない場合は、病院へ行きましょう。
子どもは、大人に比べ粘膜が弱いので粘膜を強くするよう心がけるのも良いでしょう!鼻をいじらないよう気をつけたり、たんぱく質やビタミンを十分とるなど、栄養面でも気をつけ予防していきましょう!