佐原の大祭とは、千葉県香取市(旧佐原市)佐原の市街地で行われる7月の本宿・夏祭り(祇園祭)と、10月の新宿・秋祭りをいいます。
「佐原の大祭」夏祭りと秋祭り(国指定重要無形民俗文化財)は、関東の三大山車祭りの一つとされ、約300年の伝統を引き継いでいます。
夏は、小野川より東側の八坂神社夏祭り(祇園祭)で山車が10台。山車(だし)は、哀調漂う佐原ばやしの音と共に町の中を曳き廻されます。
佐原ばやしは、独特のひびきと楽曲で、曲に合わせて踊りもあり一緒に踊りたくなりますよ!
山車は、そろばん曳き、こばん廻し、のの字廻しなど…迫力があるので、ぜひご覧くださいね!
今回は、佐原の大祭・夏祭りを紹介します。
佐原の大祭!「夏祭り」見どころ
自慢の山車(だし)は、総欅作りの本体に関東彫りの重厚な彫刻が飾りつけられ、上部には、江戸・明治期の名人人形師によって制作された高さ4mにも及ぶ大人形などがのっています。
佐原では、山車を動かすことを「曳き廻し」と言います。曳き廻しは、長さ4m・重さ20kg程ある「てこ」と呼ばれる2本の長い丸太が重要な役割を占めています。
てこの棒を山車と山車の車輪の間に差し込み、梶をとったり、停止させたりして、速度をコントロールしています。
一般的な曳き廻しに対し、技を競うと共に最大の見せ場として特別な曳き廻しを「曲曳き」と言います。のの字廻し・そろばん曳き・こばん廻しの3つがあります。
いずれも曳き綱は使用せずに行われます。大人達が協力し、動かすのでかっこいいですよ!
江戸情緒あふれる町の中を、大きな山車が曳き廻され、とにかく迫力がありますのでこちらの映像をご覧ください。
佐原の大祭「夏祭り」の日程
開催期間:7月13日(金)・14日(土)・15日(日)
開催時間:10:00~22:00 雨天決行
(雨の場合は、山車人形にはビニールシートがかけられる)
場所:千葉県香取市佐原(夏は、小野川を挟んで東側。本宿一帯です)
※お祭りの時期に行けない方は、水郷佐原山車会館へ行ってみましょう!高さ9mもある山車が2台展示してあり、迫力ある映像と共にお祭り気分が味わえますよ!
水郷佐原山車会館
水郷佐原山車会館は、江戸優り文化の集大成であるユネスコ無形文化遺産(国指定重要無形民俗文化財)「佐原の山車行事」「佐原囃子」の伝統と文化を知ってもらうための施設です。
館内では、約300年にわたり脈々と受け継がれてきた、江戸優りの文化の粋をあますところなく紹介しています。展示されている山車・彫刻・大人形は、夏祭りと秋祭りの前後に入れ替えを行っています。
毎年違った展示内容が楽しめますよ!
※佐原の大祭夏祭り期間中は20:30まで開館
休館日:月曜日(国民の祝日は開館)、年末年始
お祭り気分を味わえますので、「お祭り期間を逃してしまった!」という方、是非行ってみてくださいね!
佐原までのアクセス
夏祭りは、小野川より東側の八坂神社を拠点に行われます。
料金:IC 496円(切符500円)
※電車は、1時間に1本なので、時間を確認してから出かけましょう。成田からは30分です。
※大栄ICより出てすぐに桜田権現前の交差点があり、その近くに「大栄成果」があります。新鮮な果物や野菜などが売っていて、美味しいです。
関鉄グリーンバス 東京駅発釜田駅行き 佐原駅等で下車
穴場の無料駐車場
車でアクセスする方が多いと思うのですが、実は穴場の無料駐車場があります。地元民や近隣の方がよく利用する駐車場ですが、ちょっと早めに行けば空いているので穴場ですよ!
無料駐車場:利根川河川敷臨時駐車場あり
その他、シャトル船の運航もあります。臨時駐車場からお祭り区域まで運航。
料金:大人1300円 小人700円 (9:30~21:00まで)
※舟から見る山車もいいですよ~是非、行ってみて下さいね!
まとめ
「佐原の大祭」へ行ってみたくなりましたか? 一度は、行ってみて下さい。都心からもそんなに遠くないので、日帰りで十分楽しめますよ!
あの大きな山車は、間近で見るとすごい迫力ですよ! 子どもは、ちょっと怖がるかもしれませんが… とにかく、江戸時代にタイムスリップした気分になりますよ!